研究室紹介
指導体制
田附研究室では,大学院生の関心や自主性を大切に,できるだけそれぞれの個性が生きるような指導を行っていきたいと考えています。基本的に,毎月第4木曜日の18時~20時に指導会を行っています。指導会では,研究室の大学院生が自身の研究などについて発表し,その内容についてメンバー全員で議論しています。指導会の他には,教員による個別指導も実施しています。
研究室メンバー
※2024年5月現在
教員
准教授
- 田附 紘平
博士後期課程
3年生
- 金井 志保
- 茂苅 梓沙
- 金沢 直輝
- 黒田 優希(心理危機マネジメントコース)
2年生
- 高木 郁香
- 松隈 快
1年生
- 東森 茉衣子
- 廣田 希代子(心理危機マネジメントコース)
博士前期課程
2年生
- 武 蒼一郎
- 山崎 紗耶
大学院生の研究テーマの例
- 「後悔の種類と後悔が持つ適応的な機能との関連」
- 「教師の相互援助関係に関する研究」
- 「喪失体験からの回復に伴う心的状態」
- 「随伴性自尊感情と本来感が主観的幸福感に与える影響」
- 「中学生の友人グループ「間」序列による学校適応感への影響」
- 「夢自我に対する異質性の要因とその体験に関する検討」
- 「常勤スクールカウンセラーの職業的アイデンティティの確立について」
- 「精神科病院における医師との連携について」
大学院生からみた田附研究室
博士後期課程の大学院生から
田附研究室は「自由」という言葉がぴったりな研究室です。
研究室全体のテーマは今のところなく,メンバーそれぞれが関心のあるテーマに沿って研究を進めています。先生は,基本的に学生の掲げたテーマを応援してくれて,学生が調べたいことを,どうすれば明らかにできそうか,一緒に考えてくれます。うまく言葉にならない状態でも,対話を通して寄り添ってもらえるので,いつの間にか言いたいことが言葉になっているということもよくあります。
月に1回の指導会では,メンバーが持ち回りで発表を担当し,自由な雰囲気で議論をしています。発表者は自身の近況報告をすることが慣例となっており,メインの発表内容よりもそちらについて話が盛り上がることもあります。また,先生をはじめメンバーはみな,心理臨床への関心も強く臨床事例について検討することもあります。
前期課程のうちから学術誌への論文投稿に挑戦する院生もいますし,事例論文の執筆に挑戦する院生もいます。「自由」に,研究も臨床もバランスよく取り組める研究室だと思います。
博士前期課程の大学院生から
博士前期課程(M層)の院生からみた,田附研の3つの魅力をご紹介します。
第一に,「色んな色の個性が集まる研究室」であることです。十人十色でそれぞれの関心に基づいて,一人ひとりが多様な研究を展開しています。そのため,色々な視点からのアイデアをもらえたり,自分ではあまり触れることのない領域の研究に触れたりすることができます。また博士後期課程(D層)に進学していく人も多く,月に一度のゼミでは,先輩方からも温かくも的確なアドバイスをもらえます。
第二に,「一人ひとりの考えを大事にしてくれる研究室」であることです。研究も院生生活も,一人ひとりの状況やペースに合わせ,本人のやりたいことを一番に考えてサポートしてくれます。田附先生や院生同士が過度に干渉することは滅多になく,頼りたい時や相談したい時にしっかり頼ることができます。
第三に,「田附先生の研究室」であることです。田附先生は,ほんわかとした雰囲気を醸し出していますが,心理臨床においても,研究においても,深い洞察力のある先生です。「1訊いたら10返ってくる」,そんなことを感じた院生も少なくありません。